2024年4月、「鹿児島タテヨコ会議」が発足しました!
コンセプトは「いま動いていることを、つなげて、拡げて、じっくり続ける」。
かつて、船を介してあらゆるところとつながって隆盛を極めた頃があったように、多様な鹿児島の人たちどうしで小さなことや思いつきでも、日々行動してつながっていれば、実はすごいことになるんじゃないか?ということから立ち上がりました。
「つながる」ことが見えるように、老若男女誰でもアクセスできるようにするには、公共交通機関の存在が欠かせません。また、未来の都市づくり・地域づくりという観点からも公共交通機関の存在は重要です。
ということで、鉄道(鹿児島市電・JR)、バス、そして鹿児島らしく船も加えて、それらで「つながっている」ことが「見える化」できるように考えました。ロゴマークもそんなイメージでデザインしています。
「鹿児島タテヨコ会議」ファウンダーの一人、本田静さん(株式会社 宙の駅)率いる音楽館Rainファミリーのみなさんが、天文館のお店より脇田コスモタウンへご来場!
鹿児島市電 天文館通〜脇田間の「タテ」コラボが実現します!
なつかしの昭和のフォークソングを2時間たっぷり、しかも無料でお届け下さいます。
「鹿児島タテヨコ会議」として、これはご来場くださった方々に御礼を申し上げねば!と、時の旅喫茶室よりドリンクをサービスすることにいたしました!
うららかな春の日曜日、お散歩しながら市電脇田電停徒歩1分(目の前見えています)の脇田コスモタウンへ、ぜひどうぞ!
「鹿児島タテヨコ会議」は、マジメで、しかし、ゆるーい集まりです。
鹿児島のあらゆるところで、地域づくりを実践(行動)している方であればどなたでもOK。「行動」の規模も、営利・非営利も、年齢も、もちろん問いません。会費のようなものもとりません。「鹿児島タテヨコ会議」でつながった人々どうしで新しい「稼ぐ」「創る」を生み出していただき、そこで楽しんでいただくことが会の目的そのものです。
事務局は鹿児島市の一般社団法人時間旅行社ネットワークが運営している同法人附属施設「時の旅喫茶室」内にあります。どうぞお気軽にお声がけいただき、ご参加(入会)ください。
【鹿児島タテヨコ会議 事務局
〒890-0073 鹿児島市宇宿三丁目2-1 脇田コスモタウン1F 時の旅喫茶室
TEL: 050-8892-7166 E-mail: info@timetravel-agency.net
「鹿児島タテヨコ会議」準備会合の様子
(2024.3.8 於:時の旅喫茶室)
「行動して鹿児島を創ることを面白がる3人」
この共通項だけでスタート。
1. ミッション
公共交通機関でつながる行為主体的な地域づくりネットワークモデルの創出による「沿線力」 の向上
2. ゴール
鹿児島市および鹿児島県各地を中心に、2028年3月までに相互作用性で往還しあう100のエージェントで構成されるゆるやかな会議体の完成と、5以上の「鹿児島タテヨコ会議」主催・共催イベントを実施し、持続可能な「沿線力」ネットワークを拡充する。
3. バリュー
(1) 多様な行為主体者の意思を尊重して、地域づくりを共創協働で展開する。
(2) 多様で主体的な行動に価値を置いた社会関係資本 の構築を志向する。
(3) 人口減少社会および少子高齢化社会におけるウェルビーイングに向かって、持続可能、かつ、ゆるやかでしなやかなネットワークの構築を意識する。
4. アクティビティ
(1) 2つのゆるやかな「沿線力」ネットワークの創設と運営
a. 「かごしまタテヨコ会議」(鹿児島市電LRT化のソフト面からの共創)
b. 「かごしまタテヨコ会議+(プラス)」(県内各地の鉄道沿線および交通体系ネットワークを活用したソフト面からの共創)
c. 両者を束ねる「鹿児島タテヨコ会議」事務局の設置
(2)「かごしまタテヨコ会議」「かごしまタテヨコ会議+」主催・共催の同時開催イベント(1日乗車券利用者等を活用した、沿線間移動を伴うもの)の実施
(3)「かごしまタテヨコ会議」SNSサイト、オウンドメディア運営による発信
(4)自治体関係部局との連携協議
…その他いろいろやりましょう。 PDCAから“DCAP”(Do-Check-Adjust-Plan)へ。
【用語解説】
「行為主体性」
「行為主体(性)」(agency)とは、個人が能動的かつ主体的に選択し、変化に影響を与える能力のことを指す。たとえば、OECD「学びの羅針盤(Learning Compass) 2030」では、学習を通して育てる能力を「生徒エージェンシー(student agency)」「共同エージェンシー(co-agency)」といった用語を用いて定義している。
「沿線力」
「沿線力」とは、単なる沿線価値の向上ではなく、収益が沿線外や地域外に漏出しないような個性的で挑戦的な拠点の再生整備を進め、移動の利便性に加えて沿線に立地する都市機能と娯楽機能、自然環境および生活支援サービス等からなる総合的な魅力のことをいう(角野幸博編著(2021)『鉄道と郊外:駅と沿線からの郊外再生』, 鹿島出版会)。
「社会関係資本」
ロバート・パットナムが言う「三位一体」の社会関係資本(social capital)の構築・強化を本会議では目指す。「互酬性の規範」「水平的ネットワーク」「社会的信頼」の三要素で構成される。